強風が吹き荒れています。
2002年6月10日 猫のうた・散文雲が流れるのもおかまいなしに、
ぼくは、空の一部を切り取って、きみのポケットに押し込んだ。
「いいの?」
「いいんだ。大丈夫だよ。」
ポケットから溢れる青い光は、
きみの瞳に雲を映して、えも言われぬ美しさを放った。
「ありがとう。またね。」
「またね。」
もう二度と会えなくても「またね。」と言う、きみが好きだよ。
忘れないで。
空を見るたび、ぼくを思い出してくれるだけでいい。
あわてて切った空には、いびつな正方形が残った。
きみの空だけが、ぼくの空を埋める。
世界にひとつだけ。ひとつだけの形だよ。
ぼくは、空の一部を切り取って、きみのポケットに押し込んだ。
「いいの?」
「いいんだ。大丈夫だよ。」
ポケットから溢れる青い光は、
きみの瞳に雲を映して、えも言われぬ美しさを放った。
「ありがとう。またね。」
「またね。」
もう二度と会えなくても「またね。」と言う、きみが好きだよ。
忘れないで。
空を見るたび、ぼくを思い出してくれるだけでいい。
あわてて切った空には、いびつな正方形が残った。
きみの空だけが、ぼくの空を埋める。
世界にひとつだけ。ひとつだけの形だよ。
コメント