「あの子」がいない。

一日中泣いていたいのに。

“大人”だから仕事、しなきゃ。

土に埋もれた「あの子」を想って。

、、、だけど。

想ってばかりいても「あの子」も困るだろう。

“慣れる”のでもなく。

“忘れる”のでもなく。

ましてや“捨てる”のでもなく。

−いない世界を生きてゆく“覚悟を決める”。−

「あの子」に逢うために。

私は歩いてゆくの。

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>タケシちゃん
言葉(コメント)をありがとう。
どんな言葉でもいいの。
声をかけてくれるタケシちゃんの優しさに、救われるのです。
ホントにいつもありがとうね。
2006年8月8日、立秋。

はるこ(HARCO)は、綺麗な綺麗な月夜の空へ。

入院する前日の夜。
寄り添って、抱きしめて。
芝生で一緒に見た、最後の夜に良く似た空へ。

もう一度、会いたかったんだよ。

でも、間に合わなかった。おねえちゃんを許して。

治っていても、治らなくても。
苦しんでいても、最後の最期でも。

はるこに会いたくて、会いたくて。
最後に会ったあの日から。私は、おかしくなりそうだった。

電話がなくても、行けば良かったな、、、。

でも、先生にはありがとう。感謝してる。
ホントは最後に会った日。先生がいなっかたら、あの日でさえ会えなかった。

ただ、あれが最後だと、思わなかったから。

生後6ヶ月で来たから、約5年半。

ぎゅっして、ちゅうばっかしてたな。(笑)
あの子は、顔をペロペロするような子じゃなかったから、
ちゅうすることを教えたら(最初は鼻と鼻だったんだけど)
口を自分で押し付けてくること憶えて、面白かったな。

かわいい、かわいい、私の“あかちゃん”はるこ。

大きな体だけど、ずっと甘えっ子だったな。
ちゅうしたら「ニヤッ」って笑うのが、かわいかったな。

大好き、大好き、はぁちゃん。

ここ数日は、ずっと、ずっと、面影ばっかり追いかけてる。
「あー、あそこであーしてたな。」とか「そこから歩いてきたな。」とか。
あの子は大きいだけに、喪失感も絶大で。
半身をえぐられたぐらい、グラグラする時もあるけど。

、、、大丈夫。

もう、ぎゅっも、ちゅうもできないけれど。
心はいつも、そばに。

あの世とこの世で、共に生きよう。

大好き、大好き、はるこ。
いつか絶対、ぎゅうもだっこもちゅうもする。
私がこの躯を捨てる時まで、待ってて。

「虹の橋」で、待ってて、、、ね。
ここにいることの現実感の欠如。

自分がいなくなれば、皆が幸せになれるのではないかという、

傲慢という名の人生からの逃避、逃亡への憧れ。

再発していることは、もうわかっている。隠し切れない。

それでも、共存してゆく道を模索して歩く。

泣いたり、笑ったりして。つまらなければ、つまらない顔をすればいい。

なにも隠すな。ありのままであることを、強く信じて。

優しさと弱さを履き違えないように。信念はいつも自分の中にあるのだから。

自問自答を何度も繰り返しながら、人と人の繋がりをいつだって、信じて、信じて。

その果てになにがあるか、誰も知らない。

ただ、歩いて、歩いてゆく者だけに見えるもの。

私は、まだまだ、学ばなければならない。

生きることを学ぶのだ。

美しいもの、美しいひと、美しい場所、美しい暮らし。

ほんの一瞬であっても、私は見たい。

歩かなければ、辿り着かない。歩いて、歩いて。歩いてゆくのだ。
家をひっそり抜け出して、
街頭ひとつない月明かりの田舎道をてくてく。

家の灯りが遠ざかって、見上げた電柱や木立の影が、
夜の中でなにか、に見えてくる。
一瞬だけ、来た道を振り返ったけど。まだまだ。

遠くへ、遠くへ。

十字路の真ん中で。前、後ろ、右、左。
すべての道を果てしなく、眺め、眺めた。

そして、目を。瞑る、、、闇。

誰もいない。わたしもいない。真っ暗。真っ暗やみだった。

怖くなって、目を開けて、
迷わず、家の灯り目掛けて、歩き出す。

「帰りたい。」気持ち。

今は、たぶん。それが大事。
このカーブを曲がったなら。

もう、あなたの姿は見えなくなるでしょう。

思い出のひとつに。

あなたはなるのでしょう。

振り向いては泣いていました。

それでもまた。

前を向き、歩くことができる。

それは、あなたに出逢えたからでしょう。

わたしは歩いてゆくのです。

たとえ、あなたが見えなくなっても。

この道はあなたから続く道。

どこまでも続いている限り。

前を向き歩いてゆくのでしょう。
不安に苛まれる春、到来。

雪解けのスピードは、私の心を追い越してしまいそうです、、、。

「春」というか「新」とか「初」とかが苦手なのです。
(「春」はそれらを想像させるキーワード)
なにかをしようとする時、一番、最低最悪な結果を想像してしまいがちです。

「こうなったら、どうしよう。」
「ああなったら、どうしよう。」

考え過ぎなのです。マイナス思考。なのです。

そこで、最後の最後のおまじない(笑)を考案。

「、、、でも、それくらいなら耐えられる。(声に出すことが大事)」

ちょっと安心します。(単純、、、でしょうか。苦笑)

最低最悪が前提なので、些細なことが「感謝」や「喜び」に変わります。
前向きに生きられないのなら、後ろ向きのまま粘るしかありません。

端から見れば、おかしな格好で、人生を歩んでいるのかもしれません。
(後ろ向きでずりずり粘り腰。笑)

でも、それでいいのです。
さなぎが羽化する時に、
背中の部分がパカッと割れるでしょ。
あれは、痛くはないのかな、、、。

あれはもう、服のようになっていて、ただ脱ぐだけなのかな。

私のもそうなってれば良いけれど、
もしかしたら、まだ「中身」がまともじゃなくて、
流れ出してしまったら、どうしよう。

外界から守るものもなくなって。
弱々しいヒフを曝け出して、それでも、生きてゆけるかな。

また。「変わる」ことを余儀なくされる時が来ています。

それでも「自分」であることには「変わらない」のです。

だから、きっと大丈夫。

自分を信じて。

それしかできないし、それでいいのです。
父親の暴挙(?!)によって、私の心の均衡は崩された。
本人にそんな気持ちは微塵もないとしても、
私の一部は、完璧に「パニック」に落ち入った。

動悸、目眩、頭痛、手足のしびれに、倦怠感。そして過呼吸。

右目まぶたの痙攣も止まらない。何かに付け、ヒクヒクしている。
ただ、それらはすべて「過去」にも起こっていたこと。

なぜそうなるのか、、、。

今の私には、きちんとわかる。
なによりもそれが救いであった。

「パニックになった私」を「もうひとりの私」はとても冷静に状況判断している。
それができるだけ、前よりもずっと不安は少ない。
「ストレス」になっている原因を排除できれば治るだろうけど、
それは、きっとできない。

「生きる」ということは、いつもなんらかの「ストレス」との戦いであるから。

父にハッキリとした答えを出すことは、今の私には到底できない。
ただ、今またここで、もう一度決めたこと。

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私の目標は「生きる」ということである。
最低限のルール。

“神様が決断を下さない限り、死を選ばない”ということ。

弱いままでもいい。自分を見失うな。

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昨日、30歳になりました。

神様。私の心に新しいパーツをありがとう。
空白の心は、歳を重ねる度、少しずつ埋まってゆきます。
今はまだ未完であっても仕方がないのは、そのせいですね。
きっといつか、満たされた時「逝く」ことが、
正しいことなのだろうと思っています。
その日までは、毎日が、毎年が、
「生きる」ということの積み重ねであると思います。

今年もまた、殊更、図々しく生きられますように、、、。
久々に、たてちゃんの姿を見た。(TVで)

ほんの1ヶ月前の姿。変わってない。
半年以上見てないけど、変わってなかった。

もちろん、髪とかは延びてたりしてたけど、そういうことじゃなくて。

変わってなかった、、、よかった。

「ちゃんといるんだ。」ってわかっただけで、よかった。

大好きな大好きなひと。

手には届かなくても。恋心だけは走る。

置いてきたつもりでいても。すぐに追いつかれた。

誰かにとって、それはくだらなく、ばかげた想いかもしれない。

だけど、涙が出るほどに。

自分では、どうしようもないこと、、、。
一進一退。

苦しくても続けること。

溜息と涙は尽きることはない。

それでも笑えないわけじゃない。

明日会える保証も。

明後日会える約束もない。

それでも続けること。

空のむこう。

途方もない彼方。

あなたは居ますか。居ますか。
はじまりのおわりは、おわりのはじまり。
そしてまた、はじまりがおわって、おわりがはじまるの。

せかいはぐるぐるまわっているのね。
ちきゅうもぐるぐるまわっているもの。

あなたになんども「さよなら」をいうわたしは、
あなたになんども「あいたい」っていうの。

せかいはぐるぐる。ちきゅうもぐるぐる。
そして、わたしもぐるぐるまわるのだわ。

それが、せかいのどおり。ちきゅうのどおり。
はては、うちゅうのどおりなのだわ。

だからきっと。かなしいきもちになんかならなくていいはずね。

風化。

2004年11月23日 猫のうた・散文
去年の今頃 ぼくはまだ君を求めて彷徨っていたよ
君のため ぼくのため 走り出した日々
今はもう 遠く離れて 切れ切れ
胸の端で 絡まってもつれた ほどけないから
そのままにして 風化を待っている

眼を瞑ろうが 耳を塞ごうが
きみの声は容赦なく 心に積もるから
知らないふりは 今更 できない

何処にいたって 影は落ちる
きみはぼくを照らして 天の上
手の届かないこと 知らしめてる

泣かないでいれば そのうち渇いてゆくだろう
指の先に拭えない ぬくもり 思い出せるけど
そのままにして 風化を待っている それでも…

“なにもなかったことにはならない”
 
捨てられないものが いつかぼくの胸を 美しく飾るなら
持ち続けていても 腐らない そんなものになるのなら 

「跡形もなく消えないで」 そんな調子のいいこと願ったり

遠い遠い未来で きみのこと 思い出せるかな
遠い遠い未来で ぼくのこと 思い出せるかな…
あなたのトクベツになりたいだなんて。
傲慢と言うものではありませんか。
なにも持たないくだらない私が、そんなことを願うだなんて。
コイゴコロと言うのは、図々しく、この上ない。
あなたを好きにならなければ、なんて。
身勝手なこと思うのも。なんて、図々しいのでしょう。

ヒトリでいることが、こんなにカナシクテ。
あなたを求めては、傷付いているのです。
あなたを無視して、ヒトリ。カラ回りをしているのです。
そのことを、心底わかっていながら、
幾度も幾度も繰り返すのです。ハッキリ言って、吐き気がします。

どんなに思っても。好きとは言えないヒト。

なにか行いが悪かったのかもしれませんね。
心の何処かに思い当たるフシがあります。前世の行いでしょうか。

苦笑いをして、誤魔化して。
いつまであなたを思い続けるのでしょう。
せめて次は、好きと言える場所で、、、そう願う、図々しさ。

コイゴコロと言うのは、なんともはや。

手の施し様がありませぬ。
人生にどんなにたくさんの保証を掛けても。
私の不安は消えはしないのだろう。
その手を繋ぐ温もりでさえ、明日、失うかもしれない。
その不安に押しつぶされそうになる。

未来を憂れうなら、今を綴り続けるしかない。

今日、美味しかったご飯のおかずを書こう。
今日、楽しかった友人の話しを書こう。
今日、見た、美しい夕暮れの場面を書こう。
今日、会った、愛おしい人のことを書こう。

日々を記す、過去のキセキ。

振り返ることはなくても、そこにあるということ。
生きてきた日々。あるということ。
毎日死なないでいる自分は、
計らずしも生きることを選択し続けてる。
目的も目標も夢も未来も、見られない。
それでも、日々生きて。
意味があるのか、問われたら、答えられない。
それでも。死なないのだ。死ねないし。
涙が出て、そんなことじゃ解決しないのに。
苦しいけど、寝込むくらいが関の山で。
終わることも。始めることも。
同じなかにあって。違うところには行けないのかもしれない。
それが、僕の人生なら。
死なないでいることでさえ、立ち向かってゆくことにならないか。
なんて、虫のいいこと考えてる。
ずっと、ずっと、このままだなんて。
有り得るのかな。有り得ないのかな。
今のぼくは、ひとりでいること。
当たり前になってしまったよ。
きみの名前。忘れてしまったのかと思い出しては、         
すでに整理されてしまった記憶を掘り起こすよ。
それが、青い空の下でも。
それが、星のない曇った夜でも。
記憶は色鮮やかに、きみを浮かび上がらせる。
でも、もう。あの時のあんな気持ちや、
その時のそういった気持ちはよみがえらない。

「記憶」になってしまった。きみはいつまでも変わらないよ。
正直、ここまで来るのは容易ではなかったんですよ。
いっぱいいっぱい迷ってね。壁にぶつかって粉々になって。
それでも1つずつ拾い集めて、組み立てて。
だけど、前の形と違ってて慌てたり。そうかと思えば、開き直ったり。
なんかね、いろいろあったけど。今。とても安心しています。
よかったなぁって思えるんです。
すべての出会いは今の私をつくるためにあったんだなぁって思えるんです。
それって、とても幸せなことでしょ?
イライラしたり、ぐるぐるしたり。今はしていません。
ひとつの場所に、じっとして。次に来るなにか。待っている状態です。
それが素敵なものでも。苦行に満ちたものでも。
ましてや、酷くつまらないものでも。かまわないんです。
実際のところ「待っている」のではないのかもしれません。
捜しまわって、キョロキョロとしているのかもしれません。
視界が広くなったような。余裕とまでは言えませんが、
そんなものが心にできた。そんな感じさえします。
これが、いつまで続くのか、私にもわかりません。
明日にはなくすかもしれません。もしかしたら、
数時間後には、まったく違うことを思っているのかもしれません。
それでも、かまわないのです。刻一刻と変わり続けること。
顔も手も足も。皮膚の外側。内側。すべてに時が流れ、刻まれてゆくこと。
変わってゆくことを当然と受け止める。
ああ、それが今のわたしの心にある「なにか」の正体かもしれません。
ただひたすら、自分の手を日永一日眺めていたことがあります。
指の間を通り流れてゆく「時」を見ていたのです。
見ていたといっても、時の流れが具現化して目に見えることなどないのですが、
その時の私は、早回しのVTRのように、
どんどん老化し、シワシワになってゆく自分の手を想像していました。
1日が24時間。それが長くて長くて、とても辛かった。
手を見ない時は、空を眺めていました。流れる雲。移り変わる空の色。
1日は24時間。変わらない自分があの時、なんて歯がゆかったことか。
でもね、今にして思えば、あの時だって、
私は1秒たりとも、立ち止まってはいなかったんだって。そう、思えるんです。
だからね、ここまで来てよかった。まだまだ。もっともっと先へ。
行きたいし、生きたいなぁと、思う。

だらだらと書きなぐる。こんな時だって、変わってゆく。
それは、本当に素晴らしいことなんだ。

きっとね。
結果の見える恋でも 走り出すしかなかった
それしかなくて 他にはなにも持っていなかった
貴方は振り向かず 私は触ることも許されない
二人の距離は いつも気が遠くなるほど
それでも走り出せたのは 恋という魔法の靴のせい

届いていた? 知らないふり? 見えない糸は青空を舞うだけ

貴方の記憶に残りたいと願う それしかできないのなら
だけど忘れてもいい 私が憶えてる だからいいよ
続いてゆくこと選んだ 「さよなら」はしない

遠く 遠くから 祈るよ

形を変える 何度もぐちゃぐちゃになって それでも壊れない
強くしなやかに 私の心は確かに言ったんだ

「大丈夫だよ。」

すべてを捨てるように すべてを抱えて
飛び込んだのは 美しい色彩 宇宙の色

私が吐き出した 矛盾して繋がる 宇宙の色 
果ては知らない 底なしに高く 境目を越えて 宇宙の色

貴方に繋がる 誰かと繋がる 無限の色 宇宙の色 
月も沈んだ静かな夜に 無意識のまま こぼれた名前
動揺するのは あまりにも弱い 自分の心に驚いたから
気付けば そこはこの世の果て 振り向いても 君は何処(いずこ)
僕だけが なぜ ここまで来たの?
強がった 見破られてた 君はすべてを知っていた 

闇に赤く灯る光 道しるべ それとも警告
君に近付く道 君から遠ざかる道
どちらでもいい 今はただ進むしか 進むしかない

Midnight Bus揺られて 君の夢 見たら笑うしかない
Midnight Bus揺られて 君の夢 見たら願うしかない

夜が逝く 何処へ辿り着いても 夜を逝く 僕の望んだ道
暮れてゆく西の空の色
ペン先にすくいあげて きみへの手紙を書くよ
「愛しています」よりも「信じています」よりも

「会いたい」

その言葉だけを ただ手紙にしたためた

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