「ぼく」は、ぼくなのか?

思考だけが宙を漂った。
空気とヒフの間が、なんて曖昧なんだ。

「きみ」と「ぼく」は違うのか?

隔たりがわからない。わからない。
なにが違う?なにが違うんだ?

外気は、体温と同じ温度へ上昇。
外側と内側の境目がなくなる。

どこからが「ぼく」で、どこからが「きみ」か?

ぐちゃぐちゃに混ぜてしまったら、
きっと、もうぼくは「ぼく」に元に戻れない。

お願いだよ。
その強い意志で、激しくぼくを拒絶してくれ。

その瞬間、それはハッキリとした境目となって、
ぼくは「ぼく」を確立することができるだろう。

身勝手な願い。
弱いぼくを、許してくれ。

…………………………………………………………………

「書き出しを書いたら、最後まで書け。」

と、思ってるのだが、なかなかどうして、、、。
だいたい、なんでこんな文頭が出てくるのさ。
暑いからかしらねぇ。わかんないわ、ホント。
ぼくの背中に翼などありはしない。
きみの背中にも翼などありはしない。
あるのは、この両腕と両足。
歩いてゆけ。道は続いているのさ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一瞬、気が遠くなるほど、自分が時間の中を進んでるのを感じる。
目の前のものが、サーっと、遠く、引き潮のように遠ざかるんだ。
それは、歩いていようが、走っていようが、お構いなし。
黙っていても、眠っていても、どうしようもないこと。
ぼくは、刻一刻と確実に「最期」に向かうのだ。

戻れない過去と、次々変化する目の前の現状。
明日行くべき、未来はなかなか見えない。
でも、見えないから、期待する。希望する。

3秒後の自分を予測してみて。
ホントにその通りにはならない気がする。
突然、訪れる現実には、対処のしようがないよ。

不安と期待。安堵と落胆。
ぐるぐる回って、上がって、下がる。
んで、結局、気付いたら、同じ場所にいたりして。

時間はある程度決まっているのかもしれない。
でもそれは、人類の統計にしかすぎないよ。
ぼくの時間は、ぼくだけの時間。
どれだけ有るのか、残ってるのか、誰も知らない。

「最期」まで行くしかないじゃないか。
行き方も、道しるべもわかんない。
たいした道具も持っているとは思えない。
怖くて、怖くて、止めてしまいたい時もあるよ。
それでも自分の「最期」にくらい、辿り着きたい。

気をしっかり持て。旅はまだ途中だぞ。
「此処ではない何処かへ」

、、、そんなこと、ボーっと考える子供だった。

学生の頃。
突然の発熱や、腹痛でよく早退した。
午後になると、猛烈に学校に居るのが嫌になった。
友達がキライなわけじゃなかった、、、けど。

「此処ではない何処かへ」

とりあえず、逃げ出したかった。

会社員だった頃。
元々、青白い顔であるため「気分が悪いので。」と言っては、
ばれない程度に、早退した。

「此処ではない何処かへ」

それは何処かわからなくて、デパートの屋上で暇を潰してた。
誰も休むことのないベンチ。
催し物もない、がら〜んとした空間。
なにするでもなく、ただ、ボーっとしていた。
いや、なにか考えていたのかも。
、、、もう、忘れてしまったようなことだろうけど。

「此処ではない何処かへ」

それは行くべき場所なのか?逃げ込む場所なのか?
それとも、それとも、、、。

小さな旅をして、その欲を抑える。
いつもの場所から、意識的に少しだけ離れる。
それで、多少なりとも安心を得ることを知った。

「自分の在るべき場所」

きっと、ずっと探してゆくんだろう。
なんにもない日。
多少、体調悪し。
体の芯が冷えた感じが付きまとう。
情緒不安定。すぐ泣けそうな気分。

がんばりましょう。
イヤホン買いに再び下界(?)へ。
ついでに書店へ。

●メテオ・メトセラ4/尾崎かおり
●ナイフ/尾崎かおり
●おひっこし/沙村広明
●ブラックジャックによろしく1・2/佐藤秀峰
●てけてけマイハート2/竹本泉
●合法ドラッグ2/CLAMP

見事に漫画しか買わなかった。
しかもハードカバーサイズのばかり。
お金ないハズなのにな。おかしいな。
どこからお金出してんの?自分。←困ったちゃん

この漫画購入リストに、つっこみ入れてみたくなったあなた。
お友達になれるかもしれません。(笑)
先日痛めた、左手の小指。
仕事で使用を余儀無くされるので、なかなか回復しない。
痛んでるのに、使うから、余計に痛んでる。
このままでは、神経痛になってしまふ。
なんとかせねば。
HARCOこと青木慶則くんが月一で書いてるコラム。

http://top.barks.co.jp/bc/

今回のコラムは、バチ当たりながらも(笑)
あんまりにもやんちゃで、青木くんらしく、
微笑ましいなぁ、愛おしいなぁって思っちゃった。
まあ、おじいちゃんも苦笑いで許してくれることでしょう。

実はうちのほうもまたお葬式が。
多いな〜、なんだか。
知り合いのおじさんだったんだけど、
突然亡くなって、ホントに急だったのね。
最後に「孫に会いたい」って言ってて、
会わせたら、そのまま眠るように逝ったって。

人の最期って、知っといたほうがいいと思ってる。
朽ちてゆく瞬間って、悲しいけど、キレイなもんだよ。
無私無欲でキレイな顔してるの。

うちは浄土真宗だから、
死んだら極楽浄土から、階段が降りてくるらしいよ。
お迎えの人は来ないみたい。
でも、うちの曾祖父は言ってたね。
「フサ(先に亡くなってた妻)が迎えに来た」って。
大事な人は迎えに来てくれるのかもしれない。
迷わないよう、手を引いてくれるかもしれない。
人は暗闇をなくしたから、愛をなくしたのさ。
夜も昼もなく照らし出そうとする光。
まったくもって、うんざりするんだ。
目を瞑ってキスをするのはなぜか知ってるかい?
人は無意識に暗闇を求めてるからさ。
手のひらには、なめらかなきみの温度。
吐息が耳に絡んで、ぼくを吸い寄せる。
暗闇には、不安と安堵が入り交じるんだ。
なにも見えないから、互いを見せようとするんだよ。
きみを感じていたいし、ぼくを感じてほしいからさ。

でも、人は暗闇をなくしてしまった。
見えすぎる世界で生きてゆくためには、
絶えず見えないように隠すことを覚えなければならなかった。

そうやって、ぼくはきみを見失った。
愛をなくしたんだよ。
もう互いを感じることもできない。
暗闇をなくして、愛をなくしたんだよ。
灯りのない場所など、もう何処にもない。
きみもいない。ぼくもいないんだ。
愛などもう何処にもありはしないんだ。
ぼくの存在を知る人が増えるといい。
誰かの記憶に、善くも悪くも残ってほしい。
ぼくがいなくなったら、泣く人がいるといい。
もちろん、きみにはぜひ泣いてほしい。

でもやっぱり、、、きみには泣かないでほしいんだ。

ぼくは、いつだって、ここにいようと努力する。
泣いてほしいけど、泣かないで。
矛盾だらけなぼくの心。
今はただ、一緒に笑ってくれるだけでいいよ。
それが一番いいよ。
見えなくて、つまずいて。
見えすぎて、立ち止まる。

「それでも前へ進むんだろ?」

答えはいつも同じ。
くだらない問い掛けはするなよ。
左手の小指を捻挫しました。
湿布貼って、対処。
ピアノ弾きでもなんでもないから、別にどってことないけどさ。
皮膚が弱いので、紙絆創膏は使用不可。
包帯巻いております。
なんだかとっても重症っぽいよ。(笑)

今日、渋谷AXで、たてちゃんライブ。
はぁぁ〜〜、、、行きたいな。
って、無理ですけど。(ここは北海道)
昼間、寝ています。
どのくらい寝てるかってぇ〜と、4時間くらい。
夜もちゃんと寝てるんですけどね。
なんなんでしょう?眠り病か?ってくらい寝てます。
昨日は、洗濯とかして昼間起きてたんで、
「おっ、調子いいかも〜。」って思ったのも、束の間。
今日は、やっぱり寝てた。

なんにもすることないんだもんな、、、。
いや、あるけど、掃除とか、掃除とか、掃除とか、、、。

明日は、掃除だな。(苦笑)

そういえば、1ヶ月半ぶりに、チョコレートを食べた。
全然、うまくなかった。
っていうか、前ほど「きゃ〜、おいしい〜っ。」って感覚ない。

味覚が、変わったらしい。
生きてるといろんなこと、変わってゆく。
当たり前だけど、すごいや。
ゴッホ展を観に行くにあたって、
ゴッホに関していろんな記述をちょこちょこっと、読んでみる。

とにかく繊細で、愛を欲してやまない人って、印象。
心がキレイすぎて、これじゃあ、生きてゆけないよ。
たぶん、そこにいるのに透けて見えちゃいそうな人。
そのくらい無色透明。
生涯の伴侶に出会えたら、もっと長生きできたのかもね。
自分の色を持たないから、孤独に耐えられなかったのかな。

過去に、地元の美術館収蔵の作品を一枚だけ、見たことがある。
その絵は冬の風景画だった。
絵の中の風景は、その奥の奥、遥か彼方まで透き通ってた。
ガラスの透き通り方じゃない。光の透き通り方。
絵なのにね、ピカピカピカって、光を発してるの。
ビックリして、釘付けになったのを覚えてる。

精神は絶えず、真っ暗な闇の中を彷徨ってるのに、
生み出す作品は、天の光を携えてる。

そこにしか、光を見出せなかった?

本物を観るのが、待ち遠しい。
鎮痛剤の服用を止めて、胃腸の調子はよくなるものの、
次は、頭痛が始まってしまった。
完全に自律神経を失調してるぞ。(苦笑)
鎮痛剤を飲もうにも、胃痛の再発防止に、飲むわけにはいかない。
確かに、胃痛も鎮痛されて、痛くはなくなる。
過去にはよくやったことだけど、今は、もうやるわけには、、、。

ん〜、どうしたものか。
頭痛と胃痛なら、頭痛のほうが我慢できるような気がする。
と、いうわけで、胃腸薬を飲んで寝ることにしよう。

結局、鎮痛剤って誤魔化しだから、ホントには治らない。
便利だけど、身体中の痛みが緩和されて、なんだかわかんなくなるよ。
ストレス性の神経痛も、頭痛も、胃痛もきちんと受け止めたほうがいい。
「痛み」って、きっと大事。

生きているのに「痛くない身体」なんてきっと有り得ない。
お葬式で人手が足りない。
仕事を休むこともままならず、
重い生理痛を、鎮痛剤で誤魔化して仕事した。
案の定、副作用。胃腸炎再発。
とりあえず、鎮痛剤を止める。

「腹、痛い、、、。」

また、半断食ですか?ああ、そうですか。
痩せて結構なことじゃないか。いいじゃないか。
、、、なんだいっ、もうっ!(半ヤケ気味)

手稲のおばあちゃん。享年93歳。
パーキンソンを患ってたけど、頭はいたって正常で、
最後までボケなかったって。ステキ。
ぼくはほとんど面識ない。
でも、随分とハイカラなおばあちゃんだったみたい。
英語、ベラベラだったんだって。
最終学歴が、葬式で明らかになって、親戚一同が驚いたらしい。
津田塾の卒業者だった。
明治女で津田塾って言ったら、才女も才女。
空襲で焼け出されて、着のみ着のまま北海道に渡った。
「農家の嫁に学歴は不要」と思ったのか、
ずっと自分は高等学校までしか出てないと言ってたとか。

先月、テルキヨおじさん(享年65歳かな?)が亡くなって、
ちょうど、四十九日に亡くなった。

そんな偶然もあるか、、、あるんだね。
ぼくは月に1度、血を流す生き物になった。
それは禁断の実を食べた、罰?
無垢な瞳のきみは、ぼくに導かれるままその実を食べた。
そして、ぼくらは2人、仲良く楽園を追放。
きみが喧嘩の最後に言う「ぼくは悪くないっ!」って理不尽な台詞。
それは、そのことが原因?

、、、なんてね。

くだらないことばっか、考えて、一日が終わる。
そんな日もある。それでいい。
空が青いな〜、とか。
芝に寝転んだら、草の匂いがするな〜、とか。

そんな感覚。

思い出す、思い出した。

立ち上がって、汚れを払う。
ちゃんとキレイにならないけど、もういいや。別にいいや。

手を伸ばして、雲をひとつ掴み、口にそっと押し込む。

そして、思い切りよく吐いた。

青く淡く溶けて、ぼくの目の前で、それは空気に変わる。

あんな重苦しいものが、空気に変わってしまうのか。

バカバカしくなって、ぼくは、笑った。

ただ、笑った。
ぼくが生きることで、隣にいるきみが死ぬことがなくなった世の中。

だから、実感が湧かないんだろう。

それを悪いなんて、言わない。でも、忘れないほうがいい。

きみとぼくしかいない世界で、
「10」ある食べ物を、ぼくが「6」食べたら、
きみの死ぬ率は、ぼくよりも確実に上がるだろう。

それ以前に、食べ物がいつも「10」あるのか保証されない世界だったら?
「10」どころか「1」しかない世界だったら?
それもない世界だったら?

今、目の前に座ったきみと一緒に食事出来ること。
楽しく会話して、好きなものを食べること。

、、、感謝します。感謝します。

豊かな時代に生まれた。
平和な国に生まれた。
人間という生き物に生まれた。
そして、きみが生まれた。

ただ生きることに、どれだけ感謝したらいいんだろう。

ありがとう。ありがとうございます。
雲が流れるのもおかまいなしに、
ぼくは、空の一部を切り取って、きみのポケットに押し込んだ。

「いいの?」
「いいんだ。大丈夫だよ。」

ポケットから溢れる青い光は、
きみの瞳に雲を映して、えも言われぬ美しさを放った。

「ありがとう。またね。」
「またね。」

もう二度と会えなくても「またね。」と言う、きみが好きだよ。

忘れないで。
空を見るたび、ぼくを思い出してくれるだけでいい。

あわてて切った空には、いびつな正方形が残った。

きみの空だけが、ぼくの空を埋める。

世界にひとつだけ。ひとつだけの形だよ。
ここはいつもでも開けておくからね。

ぼくのこと、知りたくなったらおいでよ。

こっそりきて、なに食わぬ顔で、

明日の朝、ぼくに挨拶してね。

ここにあるのは、ぼくの心、ぼくの気持ち。

日常、模索、思案、そしてきみへの気持ち。

きみが見たこと、知っていても、

ぼくは明日の朝、なに食わぬ顔で挨拶するよ。

ここは開けておくから。

いつでも見にきていいんだよ。

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