ぎんまく観賞録「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
2006年3月23日 ぎんまく観賞録東西冷戦時代に性転換手術をして東ドイツからアメリカへとやってきたヘドウィグは、手術のミスで残された股間の「怒りの1インチ」に苦悩し続けながらも、ロックシンガーとして活動を続けていくが…。
あのデヴィッド・ボウイも大ファンだというオフ・ブロードウェイの大ヒット・ミュージカルの映画化。舞台同様、映画版でも脚本・監督・主演を務めるジョン・キャメロン・ミッチェルの、あらゆる性や思想の別を超越させての魂の叫びが、ストレートに観る者の胸を打つ。自曲を盗んでスターとなった恋人のコンサート会場付近でライヴを行う、ヘドウィグの怒りと哀しみが入り交じった熱唱に涙してしまう。見かけは派手だが、実はエモーショナルな温かさに満ちあふれた秀作。あの浜崎あゆみも映画を観て号泣したとか。(的田也寸志)
何度、観ても感動して。泣いて、泣いて、強くなれる映画。
ヘドウィグ。歌う姿のなんて神々しいことか。
私は私であるがままに生きてゆく勇気をくれる映画。
この道をまっすぐ、まっすぐ。歩いてゆくよ。
DVD エスピーオー 2002/09/06 ¥5,040
遠征中の映画観賞「銀のエンゼル」
2004年11月14日 ぎんまく観賞録※今後、この映画を観る予定がある方で、
感想等が、知りたくない方は、読まないようにお願い致します。
=============================
大学受験を控えた年頃の娘と、うだつの上がらない父親。
突然の母親の入院によって、父娘は向き合うことを余儀なくされる。
ぎこちない父と素直になれない娘の距離は遠く「家族」の形が再び問われる。
埋め合わせようとする父親は空回り、娘の心は、更に離れてゆく。
果たして、父娘は和解できるのか?
、、、ってのが、この作品の大体のテーマってか、本筋だと思う。
しかし。
この際だから言うけど、意味もない伏線を張り過ぎなんですよ!
「なんかあるのかな?」と思っていたら、なんにもないんだもん。(苦笑)
テーマをきちんと描きたいなら、それだけに固執してほしい。
出てくるキャラの個々のエピソードなんか、省いていいと思うんだよ。
それを物語りに盛り込もうとするから、
目線があっちいったりこっちいったりして、観づらいのかなぁ、と。
ラストシーンで、全部「なかったこと」や「忘れてもいいや」とは、
到底思えなくて、すっごい不完全燃焼起こします。(^^;
ついでに、もう自社のタレント使うの辞めてみたらどうかな。
テーマから目線が散るってのもあるけど、
この話しに「キワモノな人物」なんて要らないと思うんですけどね。
もし出すなら出すで「普通の人物」を演じてほしいです。(普通な人もいたけど)
どんなに大げさな芝居でもかまいません。そこに「リアル」を感じられるのなら、です。
あからさまに「芝居!」って感じのキャラは、なんだか鼻につきます。
「内輪ウケ」なんて、狙わなくていいんです、ハッキリ言って。(辛口ですかね?笑)
あと、画面構成。鈴井作品、この作品で、すでに3本目。
なんとなく「あ、これ好きなんだろうなぁ」ってわかるアングルがあるんですよ。
でも、それだけじゃ飽きてしまうんですよ。坦々とした日常の話であるがゆえに。
後半、観るのに多少の苦痛が生じてきてしまったことは、事実です。
ただ、こういうものって、観る人によって感じ方は様々で、
私が鈴井作品と相性良くないだけかもしれません。
主演の小日向文世さんや、浅田美世子さん。あと、西島秀俊さん。
ちょい役の嶋田久作さんなんかは、かなりいい感じでした。
娘役の佐藤めぐみちゃんは、終始、ムスっとした顔で、
頑なさはわかるけど、それ以外の感情が伝わりにくくて、
私個人としては、もっと泣いたり笑ったりしてほしかったなぁ、なんて思います。
、、、って、言い出したら、もっとホントは止まりません。(苦笑)
この作品が「好き」って言う人もきっといると思います。
だけど、私はダメだったよ、、、はふぅ〜。
でも、今後の映画監督としての鈴井貴之には、
まだまだ失望していませんよ。人は成長するんですもの!
偉そうで、申し訳ないけど(ホントにさ。笑)
韓国で、いろんなこといっぱい学んで来て下さい。
その結果であろう次回、4作目。期待しています。
「おーっっ!」って言わせて下さい。
家族や社員はもちろん、多くのファンが貴方の健闘を祈っているはずです。
ミスターにとって、この1年が多くの実りを呼ぶ1年になりますように、、、。(祈)
感想等が、知りたくない方は、読まないようにお願い致します。
=============================
大学受験を控えた年頃の娘と、うだつの上がらない父親。
突然の母親の入院によって、父娘は向き合うことを余儀なくされる。
ぎこちない父と素直になれない娘の距離は遠く「家族」の形が再び問われる。
埋め合わせようとする父親は空回り、娘の心は、更に離れてゆく。
果たして、父娘は和解できるのか?
、、、ってのが、この作品の大体のテーマってか、本筋だと思う。
しかし。
この際だから言うけど、意味もない伏線を張り過ぎなんですよ!
「なんかあるのかな?」と思っていたら、なんにもないんだもん。(苦笑)
テーマをきちんと描きたいなら、それだけに固執してほしい。
出てくるキャラの個々のエピソードなんか、省いていいと思うんだよ。
それを物語りに盛り込もうとするから、
目線があっちいったりこっちいったりして、観づらいのかなぁ、と。
ラストシーンで、全部「なかったこと」や「忘れてもいいや」とは、
到底思えなくて、すっごい不完全燃焼起こします。(^^;
ついでに、もう自社のタレント使うの辞めてみたらどうかな。
テーマから目線が散るってのもあるけど、
この話しに「キワモノな人物」なんて要らないと思うんですけどね。
もし出すなら出すで「普通の人物」を演じてほしいです。(普通な人もいたけど)
どんなに大げさな芝居でもかまいません。そこに「リアル」を感じられるのなら、です。
あからさまに「芝居!」って感じのキャラは、なんだか鼻につきます。
「内輪ウケ」なんて、狙わなくていいんです、ハッキリ言って。(辛口ですかね?笑)
あと、画面構成。鈴井作品、この作品で、すでに3本目。
なんとなく「あ、これ好きなんだろうなぁ」ってわかるアングルがあるんですよ。
でも、それだけじゃ飽きてしまうんですよ。坦々とした日常の話であるがゆえに。
後半、観るのに多少の苦痛が生じてきてしまったことは、事実です。
ただ、こういうものって、観る人によって感じ方は様々で、
私が鈴井作品と相性良くないだけかもしれません。
主演の小日向文世さんや、浅田美世子さん。あと、西島秀俊さん。
ちょい役の嶋田久作さんなんかは、かなりいい感じでした。
娘役の佐藤めぐみちゃんは、終始、ムスっとした顔で、
頑なさはわかるけど、それ以外の感情が伝わりにくくて、
私個人としては、もっと泣いたり笑ったりしてほしかったなぁ、なんて思います。
、、、って、言い出したら、もっとホントは止まりません。(苦笑)
この作品が「好き」って言う人もきっといると思います。
だけど、私はダメだったよ、、、はふぅ〜。
でも、今後の映画監督としての鈴井貴之には、
まだまだ失望していませんよ。人は成長するんですもの!
偉そうで、申し訳ないけど(ホントにさ。笑)
韓国で、いろんなこといっぱい学んで来て下さい。
その結果であろう次回、4作目。期待しています。
「おーっっ!」って言わせて下さい。
家族や社員はもちろん、多くのファンが貴方の健闘を祈っているはずです。
ミスターにとって、この1年が多くの実りを呼ぶ1年になりますように、、、。(祈)
今日の映画観賞「笑の大学」
2004年11月4日 ぎんまく観賞録
木曜日。朝の仕事が早く終わったので、映画を観に行った。
「笑の大学」。
過去に、三谷幸喜氏が、ラジオドラマや舞台として展開させてきた物語だ。
それが、今年、映画という形になった。
私は、ラジオも舞台も観てはいないが、
作品として評価が高いことはなんとなく知っており、非常に気になっていた。
舞台は、昭和15年の東京。
「表現の自由」が、国によって規制され、日本は戦争へと、どんどん邁進してゆく。
その時世の中、警視庁の検閲官・向坂睦男(さきさかむつお:役所広司)と、
喜劇劇団の座付作家・椿一(つばきはじめ:稲垣吾郎)は出逢う。
二人は「笑」という「表現の自由」を中心に対峙する。
一方は「笑」を淘汰しようとし、一方は生き残ろうとする。
向坂睦雄役の役所広司と、椿一役の稲垣吾郎。
ほとんど、この二人で、この映画は進んでゆく。
映画で二人芝居。それは、かなり難しいことだと、素人でもわかる。
しかし、これが、なんとも上手く描かれている。
監督は星護氏。
この人、フジの月9ドラマなど手掛けていた人で、
私は、彼の創る作品が、結構ツボにハマりやすいらしく、
「おもしろいなぁ」と思うと、彼が監督だったりする。
「古畑任三郎」の第1シリーズとか、「ソムリエ」とか、
あと「僕の生きる道」とか、やっていた人なんだけど。
この映画は彼の記念すべき第1回作品だ。
彼の創った映画観たさに、映画館へ行った。と、言っても過言ではない。
星さんの映像は、どこかファンタジックな不陰気が漂っていて、
ここではないどこかのようで。どこかにある、あの場所のようで。
たまにポーンっと入る、奇抜なアングルもまた、小気味よい。
観るものを画面に、ぐぐっと、惹き寄せる構成力。
今回も、その手腕を多いに発揮させていたように思う。
とにかく、三谷幸喜氏お得意の密室劇。しかも二人しかいないのだ。
これを2時間持たせるわけだから、画が上手くないといけない。
セットがすごく象徴的でいい感じだった。
二人が対話し続ける「取調室」。
シンメトリーに配置された机と椅子。そして、窓。
扉と対峙する、向坂側の後ろにある、小さな窓もいい。
椿が、検閲を巧みに抜ける「希望の抜け道」のようだ。
色調を押さえた部屋。
そこに差す光が、物言わぬ部屋に物を言わす。
整然としているからこそ、役者二人の動きが生きるのかもしれない。
役所広司さんの役者としての力量。これは、ホントに素晴らしかった。
「向坂睦雄」という役に徹すれば徹するほど、おかしくて笑える。
「椿一」役の吾郎ちゃんもいい。
長年バラエティで培った、間合いをいかんなく発揮していた。
表情のアップだけで、台詞なしといった場面でも、
充分、芝居ができているのだ。いい役者だなぁと思った。
あと、三谷氏もパンフの中のインタビューで言っているが、
「左利き」が、かなりいい感じで「椿一」という人物を現している。
画面構成上も、左利きだと、椿が脚本直している時など、
表情が見えて良い感じに見えた。
劇中、何度も「クスクス」「くく」「ぷぷっ」「わはは」など。笑わされる。
しかし、この映画は『コメディ』ではないのだ。
なんとも『シリアス』な映画だなぁと、感じるのだ。
『シリアス』であればあるほど、おかしくて笑えてくる。
ここんとこが、誠に不思議な「三谷マジック」。なのかもしれない。
あまりストーリーについては触れないでおくよ。
三谷氏の脚本の上手さが、漏れてしまうと、
万が一、ここを読んだ後、映画を観る方が面白くないから。
なんかね、観た後、思い出し笑いしてしまうんだよね。
お気に入りのシーンが頭を過って、こう「うぷぷぷ、、、」っと。
とりあえず、星さんはまた映画撮るのかな。
星映画をまた観たいなぁ。って思った。
「二人芝居」をここまで料理しきれたわけだから、
もっと違うもの撮ったら、どうなんだろうって。
ここ数年、ホントに邦画が面白くなってきていて、
映画館に観にゆくのも、邦画が多い。
たくさん映画を観ているわけじゃないけど、
洋画と違うのは、その画面の雰囲気だと思う。
情緒豊かな日本人の感性。
そういうのが其処はかとなく感じられる。色彩とか色調とか。
私はそういう「雰囲気」がすごく好きなんだと思う。
もちろん洋画を観ても、感動はするんだけど、
画面の隅々の色まで好きってのは、あまりない。
これからもどんどん良作の邦画が創られればいいなぁと、切に思うのだった。
「笑の大学」。
過去に、三谷幸喜氏が、ラジオドラマや舞台として展開させてきた物語だ。
それが、今年、映画という形になった。
私は、ラジオも舞台も観てはいないが、
作品として評価が高いことはなんとなく知っており、非常に気になっていた。
舞台は、昭和15年の東京。
「表現の自由」が、国によって規制され、日本は戦争へと、どんどん邁進してゆく。
その時世の中、警視庁の検閲官・向坂睦男(さきさかむつお:役所広司)と、
喜劇劇団の座付作家・椿一(つばきはじめ:稲垣吾郎)は出逢う。
二人は「笑」という「表現の自由」を中心に対峙する。
一方は「笑」を淘汰しようとし、一方は生き残ろうとする。
向坂睦雄役の役所広司と、椿一役の稲垣吾郎。
ほとんど、この二人で、この映画は進んでゆく。
映画で二人芝居。それは、かなり難しいことだと、素人でもわかる。
しかし、これが、なんとも上手く描かれている。
監督は星護氏。
この人、フジの月9ドラマなど手掛けていた人で、
私は、彼の創る作品が、結構ツボにハマりやすいらしく、
「おもしろいなぁ」と思うと、彼が監督だったりする。
「古畑任三郎」の第1シリーズとか、「ソムリエ」とか、
あと「僕の生きる道」とか、やっていた人なんだけど。
この映画は彼の記念すべき第1回作品だ。
彼の創った映画観たさに、映画館へ行った。と、言っても過言ではない。
星さんの映像は、どこかファンタジックな不陰気が漂っていて、
ここではないどこかのようで。どこかにある、あの場所のようで。
たまにポーンっと入る、奇抜なアングルもまた、小気味よい。
観るものを画面に、ぐぐっと、惹き寄せる構成力。
今回も、その手腕を多いに発揮させていたように思う。
とにかく、三谷幸喜氏お得意の密室劇。しかも二人しかいないのだ。
これを2時間持たせるわけだから、画が上手くないといけない。
セットがすごく象徴的でいい感じだった。
二人が対話し続ける「取調室」。
シンメトリーに配置された机と椅子。そして、窓。
扉と対峙する、向坂側の後ろにある、小さな窓もいい。
椿が、検閲を巧みに抜ける「希望の抜け道」のようだ。
色調を押さえた部屋。
そこに差す光が、物言わぬ部屋に物を言わす。
整然としているからこそ、役者二人の動きが生きるのかもしれない。
役所広司さんの役者としての力量。これは、ホントに素晴らしかった。
「向坂睦雄」という役に徹すれば徹するほど、おかしくて笑える。
「椿一」役の吾郎ちゃんもいい。
長年バラエティで培った、間合いをいかんなく発揮していた。
表情のアップだけで、台詞なしといった場面でも、
充分、芝居ができているのだ。いい役者だなぁと思った。
あと、三谷氏もパンフの中のインタビューで言っているが、
「左利き」が、かなりいい感じで「椿一」という人物を現している。
画面構成上も、左利きだと、椿が脚本直している時など、
表情が見えて良い感じに見えた。
劇中、何度も「クスクス」「くく」「ぷぷっ」「わはは」など。笑わされる。
しかし、この映画は『コメディ』ではないのだ。
なんとも『シリアス』な映画だなぁと、感じるのだ。
『シリアス』であればあるほど、おかしくて笑えてくる。
ここんとこが、誠に不思議な「三谷マジック」。なのかもしれない。
あまりストーリーについては触れないでおくよ。
三谷氏の脚本の上手さが、漏れてしまうと、
万が一、ここを読んだ後、映画を観る方が面白くないから。
なんかね、観た後、思い出し笑いしてしまうんだよね。
お気に入りのシーンが頭を過って、こう「うぷぷぷ、、、」っと。
とりあえず、星さんはまた映画撮るのかな。
星映画をまた観たいなぁ。って思った。
「二人芝居」をここまで料理しきれたわけだから、
もっと違うもの撮ったら、どうなんだろうって。
ここ数年、ホントに邦画が面白くなってきていて、
映画館に観にゆくのも、邦画が多い。
たくさん映画を観ているわけじゃないけど、
洋画と違うのは、その画面の雰囲気だと思う。
情緒豊かな日本人の感性。
そういうのが其処はかとなく感じられる。色彩とか色調とか。
私はそういう「雰囲気」がすごく好きなんだと思う。
もちろん洋画を観ても、感動はするんだけど、
画面の隅々の色まで好きってのは、あまりない。
これからもどんどん良作の邦画が創られればいいなぁと、切に思うのだった。
月猫の映画観。『ビッグ・フィッシュ』
2004年6月10日 ぎんまく観賞録
死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。
巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。
戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。
何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか?
異才ティム・バートン監督が、独自のファンタジック&ブラックなテイストに、
テーマとしてはストレートな感動に照準を合わせた快心作。
===============================
『ビッグ・フィッシュ』観てきました。
14日の札幌でのイベントライブの代わりに。
14日。行きたいんだけど、現在の家庭の事情(姪っ子誕生)で、
やはり仕事を休んで、札幌に行くわけにはいかなくて、
じゃあ、気分転換に地元で手軽にできる映画館へ!ってことで行きました。
いい映画でしたよ〜。
ティム・バートンの作品は『シザ−ハンズ』ぐらいしか観てないけど、
なんていうか、上質な大人のお伽話。そんな感じ。
最後の最後で、怒濤のように感動が押し寄せて、涙がっ、、、。(T_T)
なにげない日常のひとつひとつの言葉や思い。
その中にある「本当に大切なもの」。それは、いつか必ず伝わるのだろう。
人生の素晴らしさ。気付くための物語り。
生きることの楽しさ。その半分は「幻想」の中にあるのかもしれない。
人生を美しく思い描く。
その行為こそ、幸せである証拠なのかもしれない。
巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。
戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。
何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか?
異才ティム・バートン監督が、独自のファンタジック&ブラックなテイストに、
テーマとしてはストレートな感動に照準を合わせた快心作。
===============================
『ビッグ・フィッシュ』観てきました。
14日の札幌でのイベントライブの代わりに。
14日。行きたいんだけど、現在の家庭の事情(姪っ子誕生)で、
やはり仕事を休んで、札幌に行くわけにはいかなくて、
じゃあ、気分転換に地元で手軽にできる映画館へ!ってことで行きました。
いい映画でしたよ〜。
ティム・バートンの作品は『シザ−ハンズ』ぐらいしか観てないけど、
なんていうか、上質な大人のお伽話。そんな感じ。
最後の最後で、怒濤のように感動が押し寄せて、涙がっ、、、。(T_T)
なにげない日常のひとつひとつの言葉や思い。
その中にある「本当に大切なもの」。それは、いつか必ず伝わるのだろう。
人生の素晴らしさ。気付くための物語り。
生きることの楽しさ。その半分は「幻想」の中にあるのかもしれない。
人生を美しく思い描く。
その行為こそ、幸せである証拠なのかもしれない。
今日の観賞作品。「花とアリス」
2004年3月18日 ぎんまく観賞録
観に行くと公言して、すぐさま行ってきたよ。
だって、今日はレディースデー。
そういや前に映画館で映画観たのはいつだったのか。
地元にシネコンができたのは、昨年の夏だった気がする。
今日、初めて行ってきた。
すごいキレイでビックリしちゃったよ。
だって、私が行ってた映画館って、ホント、田舎の場末の映画館で、
それがノスタルジーに繋がればいいけど、そんなもんじゃなくて、
薄暗い細い廊下と、顔の見えないチケット売り場。
今どき有り得ないほど古びたトイレ。そこから漂う芳香剤のかほり。
スプリングの壊れた座席には、手作りと思わしき心ばかりの座布団。(笑)
いやー、嫌ってほど、田舎なのですわ。
これなら、ビデオかDVDになるの待って、家で見たほうが数倍感動するわい!
って、思ってたくらいだから。
で、シネコン。シートがフカフカで最初、違和感。(苦笑)
でも時間が経つにつれ、偉大さに気付く。
映画鑑賞に大事なのは環境ですわっ!と、つくづく。
さて、肝心の『花とアリス』。よかったです。かなり好みでした。
これは、完璧な少女の物語なのですわ。
喜びと悲しみ。幸せとせつなさ。日常の小さな奇跡がいくつも積み重さなった、
高く高くそびえ立つ、甘い甘いいちごパフェなのですわ。(なんのこっちゃ)
上映開始から数分後。スクリーンいっぱいの桜の花。
「やられたー!」と、思いました。映像の美しさに涙がこぼれましたよ。
花、バレエ、電車、海、制服、雨、初恋、ファザコン、文化祭、そして、嘘。
画面いっぱい。一部の隙もなく完璧な少女の世界。見事です。
薄紅色のフィルムの中に、少女の時間を封じ込める。
それは、奇跡的とさえ思えました。
「撮っておいてくれてありがとう。」そういう感じです。
過去も未来も彼女たちを捕まえることはできず、今。今だけがすべて。
嗚呼、その薄い胸に、いくつの痛みと幸せを抱えるのでしょう。
嗚呼、その眼差しに、いくつの憂いと輝きを湛えるのでしょう。
花とアリス。
二人に好かれる宮本先輩はボーッとして、一見「どこがいいの?」。
でも、それこそが少女の恋なのです。
恋の魔法は「アバタモエクボ(←ちょっと呪文っぽく)」ですもの。
ここで、先輩がマジにかっこよかったら、ダメです。
どこにでもいそうな。そんな先輩に恋するからこそ、少女の恋。
いやいや、本当の恋なのです。
鈴木杏ちゃん(花役)と蒼井優ちゃん(アリス役)。
二人の好演が光ります。まさに、“今”の彼女たちにしかやれない役柄です。
それは今しか、彼女たちも『少女』じゃないからです。
傍役では、アリスの父親役の平泉成さんが、かなりよかったなぁ。
娘とのやり取りがなんとも言えず、別れのシーンはせつなかった。
他にも、要所要所に、有名どころの俳優さんがチラホラ。
それがまたいい味出してて、物語を飽きさせません。
でも、まぁ、特筆すべきは蒼井優ちゃんの少女っぷりの見事さです。
彼女こそ、私が思う『少女』の憧れそのままです。
幼さを残すうなじ、儚く薄い胸、細く伸びるたおやかな手足。
コロコロ変わる移り気な表情と、時折見せる、大人の顔。
私が通ってこなかった、美しい少女の季節。
永遠に届かないから、永遠に惹かれ続けるのでしょうか。
あー、彼女もいずれ大人になるのか、、、と、思うと、
なんとなく悲しくもあり、嬉しくもあり。
って、私、中身ちょっと「おっさん的ドリーム」入ってるよなぁ、、、。(苦笑)
鈴木杏ちゃんは、声勝ちだと思うんです。すごくいい声。
少年とも少女ともつかないその声。才能のひとつだと言っていいと思う。
花とアリスが先輩をめぐって、争うシーンでの「そんなのダメだよ!」って。
彼女にしか言えません。あの声だからグッとくるのです。最高です。
パンフレット買ったのですが、そこにhanae*ちゃん(モデル。12歳)と、
岡本敏子さん(岡本太郎さんの秘書。(で、いいのかな?)77歳)の
対談が載ってるんだけど、その対談内容に意義あり!(偉そうに。笑)
宮本先輩とアリスの関係が、あーいう関係で終わったからこそ、
この映画は「少女の物語」なのです。あそこで二人が恋愛したらダメなのです。
あの瞬間に、アリスは「宮本雅志」という男の子の中で、
永遠に『少女』で在り続ける権利を獲得したんですよ。
それをアリス自身が選んだんです。
だからこそ「アリス」が「アリス」であるのです。
彼女は『永遠の少女』なのですわ!(妙に力説)
、、、と、勝手に作者の意図を深読みしてみる、私。
語ろうと思えば、もっと語れるかも。(もうええわ。苦笑)
観た後、いい気分になれます。少なくとも、私はいい気分です。
とても良い映画でした。
どうもありがとう。
監督/脚本:岩井俊二 撮影監督:篠田昇 美術監督:種田陽平
出演:鈴木杏 蒼井優 郭智博 他。
だって、今日はレディースデー。
そういや前に映画館で映画観たのはいつだったのか。
地元にシネコンができたのは、昨年の夏だった気がする。
今日、初めて行ってきた。
すごいキレイでビックリしちゃったよ。
だって、私が行ってた映画館って、ホント、田舎の場末の映画館で、
それがノスタルジーに繋がればいいけど、そんなもんじゃなくて、
薄暗い細い廊下と、顔の見えないチケット売り場。
今どき有り得ないほど古びたトイレ。そこから漂う芳香剤のかほり。
スプリングの壊れた座席には、手作りと思わしき心ばかりの座布団。(笑)
いやー、嫌ってほど、田舎なのですわ。
これなら、ビデオかDVDになるの待って、家で見たほうが数倍感動するわい!
って、思ってたくらいだから。
で、シネコン。シートがフカフカで最初、違和感。(苦笑)
でも時間が経つにつれ、偉大さに気付く。
映画鑑賞に大事なのは環境ですわっ!と、つくづく。
さて、肝心の『花とアリス』。よかったです。かなり好みでした。
これは、完璧な少女の物語なのですわ。
喜びと悲しみ。幸せとせつなさ。日常の小さな奇跡がいくつも積み重さなった、
高く高くそびえ立つ、甘い甘いいちごパフェなのですわ。(なんのこっちゃ)
上映開始から数分後。スクリーンいっぱいの桜の花。
「やられたー!」と、思いました。映像の美しさに涙がこぼれましたよ。
花、バレエ、電車、海、制服、雨、初恋、ファザコン、文化祭、そして、嘘。
画面いっぱい。一部の隙もなく完璧な少女の世界。見事です。
薄紅色のフィルムの中に、少女の時間を封じ込める。
それは、奇跡的とさえ思えました。
「撮っておいてくれてありがとう。」そういう感じです。
過去も未来も彼女たちを捕まえることはできず、今。今だけがすべて。
嗚呼、その薄い胸に、いくつの痛みと幸せを抱えるのでしょう。
嗚呼、その眼差しに、いくつの憂いと輝きを湛えるのでしょう。
花とアリス。
二人に好かれる宮本先輩はボーッとして、一見「どこがいいの?」。
でも、それこそが少女の恋なのです。
恋の魔法は「アバタモエクボ(←ちょっと呪文っぽく)」ですもの。
ここで、先輩がマジにかっこよかったら、ダメです。
どこにでもいそうな。そんな先輩に恋するからこそ、少女の恋。
いやいや、本当の恋なのです。
鈴木杏ちゃん(花役)と蒼井優ちゃん(アリス役)。
二人の好演が光ります。まさに、“今”の彼女たちにしかやれない役柄です。
それは今しか、彼女たちも『少女』じゃないからです。
傍役では、アリスの父親役の平泉成さんが、かなりよかったなぁ。
娘とのやり取りがなんとも言えず、別れのシーンはせつなかった。
他にも、要所要所に、有名どころの俳優さんがチラホラ。
それがまたいい味出してて、物語を飽きさせません。
でも、まぁ、特筆すべきは蒼井優ちゃんの少女っぷりの見事さです。
彼女こそ、私が思う『少女』の憧れそのままです。
幼さを残すうなじ、儚く薄い胸、細く伸びるたおやかな手足。
コロコロ変わる移り気な表情と、時折見せる、大人の顔。
私が通ってこなかった、美しい少女の季節。
永遠に届かないから、永遠に惹かれ続けるのでしょうか。
あー、彼女もいずれ大人になるのか、、、と、思うと、
なんとなく悲しくもあり、嬉しくもあり。
って、私、中身ちょっと「おっさん的ドリーム」入ってるよなぁ、、、。(苦笑)
鈴木杏ちゃんは、声勝ちだと思うんです。すごくいい声。
少年とも少女ともつかないその声。才能のひとつだと言っていいと思う。
花とアリスが先輩をめぐって、争うシーンでの「そんなのダメだよ!」って。
彼女にしか言えません。あの声だからグッとくるのです。最高です。
パンフレット買ったのですが、そこにhanae*ちゃん(モデル。12歳)と、
岡本敏子さん(岡本太郎さんの秘書。(で、いいのかな?)77歳)の
対談が載ってるんだけど、その対談内容に意義あり!(偉そうに。笑)
宮本先輩とアリスの関係が、あーいう関係で終わったからこそ、
この映画は「少女の物語」なのです。あそこで二人が恋愛したらダメなのです。
あの瞬間に、アリスは「宮本雅志」という男の子の中で、
永遠に『少女』で在り続ける権利を獲得したんですよ。
それをアリス自身が選んだんです。
だからこそ「アリス」が「アリス」であるのです。
彼女は『永遠の少女』なのですわ!(妙に力説)
、、、と、勝手に作者の意図を深読みしてみる、私。
語ろうと思えば、もっと語れるかも。(もうええわ。苦笑)
観た後、いい気分になれます。少なくとも、私はいい気分です。
とても良い映画でした。
どうもありがとう。
監督/脚本:岩井俊二 撮影監督:篠田昇 美術監督:種田陽平
出演:鈴木杏 蒼井優 郭智博 他。
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『river』上映会&トークライブ。〔その2〕
2003年9月28日 ぎんまく観賞録友人と釧路まで行って来た。
先日の上映会でのトークライブでは、安田顕さんが居なかった。
僕らが一番好きなオフィスキューの俳優。
それは、安田顕氏。彼を生で見なくては気が済まない。
それで、釧路まで。(苦笑)
2日前の地震の影響が、道の端々に見られた。
傾いた電柱、切れた電線、半壊の民家、歪んだアスファルト。
「この状態の中、顕ちゃん見たさに行ったりしてていいの?」と、
ちょっと、疑問。しかし、友人。
「いいんだ。顕ちゃんに会うためなら、構わないんだ。」と断言。(笑)
心配された道行き。
どこも閉鎖されておらず、スムーズに釧路へ到着。
お昼は、会場近くの回転ずしへ。
さすがにネタが新鮮でおいしかったよ。
そして会場へ。
ああ、あのダークな映像と内容を、
もう一度見なきゃいけないのかぁ〜、、、。
なんて、思ってた。「途中寝ちゃうかも」とか。
しかし、予想は覆される。
おもしろかったのだ。もしかしてこの映画は、
2度、3度見たほうがおもしろいのか?
前回「完成度が低い」なんて、素人目で書いたが、全面撤回する。
『river』は、おもしろいし、完成度高いです。
というか、前回と全く違う印象を持った2度目の上映会。
「もしかして、編集しなおしてる??」という、疑問も浮かんだ。
見にくいほどに暗かった画面の彩度が上がってる気がした。
それに「このシーン長いよ」て、ダメ出ししてた場面。(偉そうに。笑)
ここも、全体的に短く、簡潔で見やすくなってる気がした。
、、、気だけかな。(謎)
で、トークライブ部分。
お目当ての安田さんは、ヒゲを生やしておられた。
おうっ、それでも貴方はハンサムさん。(笑)
驚いたのは、洋ちゃん。レザーパンツでした。ビックリ。
私の中の大泉洋は、そういう服着る人だと思ってなかったので。
でも、この日一番のオシャレさんは、ミスターでしたよん。
ジーンズに長T。キャスケットにサングラス。
なにげないコーディネートだけど、その服のデザインと色。
すっげ、似合っててカッコ良かった。
副社、ありがとーっ!(鈴井氏の服は、妻である副社がコーディネート)
トーク内容は、内緒〜♪、、、ってか、
当日記ページの品位を落としそうなので、書けません。(どんな話だ)
まったく、安田、大泉。この2人揃うと、
そういう方向の話ばかりになるねぇ。
確かに、おもしろくて、めっちゃ笑ったけどさー。
しかしまぁ、そんな話を主にする安田さんが、好きで、
釧路まで来ちゃった私達は、もっとしょうもないな。(苦笑)
でも、子供(小学生)もいっぱい来てたのに、
大丈夫かなぁ、、、。(^^;
先日の上映会でのトークライブでは、安田顕さんが居なかった。
僕らが一番好きなオフィスキューの俳優。
それは、安田顕氏。彼を生で見なくては気が済まない。
それで、釧路まで。(苦笑)
2日前の地震の影響が、道の端々に見られた。
傾いた電柱、切れた電線、半壊の民家、歪んだアスファルト。
「この状態の中、顕ちゃん見たさに行ったりしてていいの?」と、
ちょっと、疑問。しかし、友人。
「いいんだ。顕ちゃんに会うためなら、構わないんだ。」と断言。(笑)
心配された道行き。
どこも閉鎖されておらず、スムーズに釧路へ到着。
お昼は、会場近くの回転ずしへ。
さすがにネタが新鮮でおいしかったよ。
そして会場へ。
ああ、あのダークな映像と内容を、
もう一度見なきゃいけないのかぁ〜、、、。
なんて、思ってた。「途中寝ちゃうかも」とか。
しかし、予想は覆される。
おもしろかったのだ。もしかしてこの映画は、
2度、3度見たほうがおもしろいのか?
前回「完成度が低い」なんて、素人目で書いたが、全面撤回する。
『river』は、おもしろいし、完成度高いです。
というか、前回と全く違う印象を持った2度目の上映会。
「もしかして、編集しなおしてる??」という、疑問も浮かんだ。
見にくいほどに暗かった画面の彩度が上がってる気がした。
それに「このシーン長いよ」て、ダメ出ししてた場面。(偉そうに。笑)
ここも、全体的に短く、簡潔で見やすくなってる気がした。
、、、気だけかな。(謎)
で、トークライブ部分。
お目当ての安田さんは、ヒゲを生やしておられた。
おうっ、それでも貴方はハンサムさん。(笑)
驚いたのは、洋ちゃん。レザーパンツでした。ビックリ。
私の中の大泉洋は、そういう服着る人だと思ってなかったので。
でも、この日一番のオシャレさんは、ミスターでしたよん。
ジーンズに長T。キャスケットにサングラス。
なにげないコーディネートだけど、その服のデザインと色。
すっげ、似合っててカッコ良かった。
副社、ありがとーっ!(鈴井氏の服は、妻である副社がコーディネート)
トーク内容は、内緒〜♪、、、ってか、
当日記ページの品位を落としそうなので、書けません。(どんな話だ)
まったく、安田、大泉。この2人揃うと、
そういう方向の話ばかりになるねぇ。
確かに、おもしろくて、めっちゃ笑ったけどさー。
しかしまぁ、そんな話を主にする安田さんが、好きで、
釧路まで来ちゃった私達は、もっとしょうもないな。(苦笑)
でも、子供(小学生)もいっぱい来てたのに、
大丈夫かなぁ、、、。(^^;
鈴井貴之第2回監督作品『river』上映会&トークライブ〔その1〕
2003年9月6日 ぎんまく観賞録※今日の日記は、相当ローカル。
わかる人しかわからない内容です。ご了承下さいませ。
行ってきました。
家から飛ばして(いや、飛ばさなくていいよ。汗)約20分。
友人が「もう着いた?」てメール入れてくれた時、
まだ家だったよ、、、焦ったぁ。(^^;
で、見ました。『river』。
個人的には、前作の『man-hole』の方が好きだし、
完成度、高い気がしました。(ま、素人意見ですから)
今回はちょっといろんな要素盛り込み過ぎて、わかりにくいかなと。
主人公(大泉洋)以外に、3人の傍役(安田顕、佐藤重幸、音尾琢真)の
各々のバックグラウンドを妙に深くし過ぎたのが、要因かもね。
全員の生い立ちを語るには、2時間以内の時間は短すぎる。
しかも、全員重たくて、暗い過去ばかり。(苦笑)
で、語れないから、ちょっと端折ってしまうと、
余計に、わかりづらくなる感じ。
どうせなら、主人公(大泉洋)と傍役の1人(安田顕)の2人だけを
ピックアップして、後は、完璧に傍役にしてしまえばよかったのに。
この2人の役柄と立場だけで、もう充分おもしろいと思うんだけどなぁ。
、、、にしても、顕ちゃん。(通称:ヤスケン)
かっこええ。画面に出てきた瞬間にやられたよね。
ウイングカラーの白いドレスシャツに、
細かいチェック(もしくは千鳥格子?)のベスト。
んで、黒のジャケットに、グレーのパンツ。
かっこよすぎた。いやー、惚れ惚れしたもん。
「やっぱ、あんた、ハンサムだよ」って。(笑)
泣きの演技も最高。ブラピに負けない。(言い過ぎか?)
上映後、トークライブに出てきたのは、鈴井さんと、大泉くん。
それから、今日は重ちゃん。
重ちゃんを生で見るのは、今日が初めてだったけど、
ベルベットの上下黒スーツで登場。
「自称スーツフェチ(笑)」の私は、それだけで、重ちゃん株急上昇。
思ったより華奢でかわいかったです。
やはり彼もまた、ハンサムでした。(なんせ、自称ですから)
鈴井さんは、相変わらず。落ち着きなく、くるくる回ってた。(笑)
洋ちゃん(大泉)も、相変わらず。
体のバランスが良くて、舞台映えするなぁ、、、と。
ただ、銀幕で映えるのは、ヤスケンなんだよな。これが。
なにが違うのかね。惚れてるからとか、好みだからとかじゃなく、
銀幕の中で、この人、確固たる存在感と演技力を示してくるんだよね。
演技に引っ張り込まれるんだもん。素晴らしい役者です。
大事にしておくべきです。鈴井さんっ!
わかる人しかわからない内容です。ご了承下さいませ。
行ってきました。
家から飛ばして(いや、飛ばさなくていいよ。汗)約20分。
友人が「もう着いた?」てメール入れてくれた時、
まだ家だったよ、、、焦ったぁ。(^^;
で、見ました。『river』。
個人的には、前作の『man-hole』の方が好きだし、
完成度、高い気がしました。(ま、素人意見ですから)
今回はちょっといろんな要素盛り込み過ぎて、わかりにくいかなと。
主人公(大泉洋)以外に、3人の傍役(安田顕、佐藤重幸、音尾琢真)の
各々のバックグラウンドを妙に深くし過ぎたのが、要因かもね。
全員の生い立ちを語るには、2時間以内の時間は短すぎる。
しかも、全員重たくて、暗い過去ばかり。(苦笑)
で、語れないから、ちょっと端折ってしまうと、
余計に、わかりづらくなる感じ。
どうせなら、主人公(大泉洋)と傍役の1人(安田顕)の2人だけを
ピックアップして、後は、完璧に傍役にしてしまえばよかったのに。
この2人の役柄と立場だけで、もう充分おもしろいと思うんだけどなぁ。
、、、にしても、顕ちゃん。(通称:ヤスケン)
かっこええ。画面に出てきた瞬間にやられたよね。
ウイングカラーの白いドレスシャツに、
細かいチェック(もしくは千鳥格子?)のベスト。
んで、黒のジャケットに、グレーのパンツ。
かっこよすぎた。いやー、惚れ惚れしたもん。
「やっぱ、あんた、ハンサムだよ」って。(笑)
泣きの演技も最高。ブラピに負けない。(言い過ぎか?)
上映後、トークライブに出てきたのは、鈴井さんと、大泉くん。
それから、今日は重ちゃん。
重ちゃんを生で見るのは、今日が初めてだったけど、
ベルベットの上下黒スーツで登場。
「自称スーツフェチ(笑)」の私は、それだけで、重ちゃん株急上昇。
思ったより華奢でかわいかったです。
やはり彼もまた、ハンサムでした。(なんせ、自称ですから)
鈴井さんは、相変わらず。落ち着きなく、くるくる回ってた。(笑)
洋ちゃん(大泉)も、相変わらず。
体のバランスが良くて、舞台映えするなぁ、、、と。
ただ、銀幕で映えるのは、ヤスケンなんだよな。これが。
なにが違うのかね。惚れてるからとか、好みだからとかじゃなく、
銀幕の中で、この人、確固たる存在感と演技力を示してくるんだよね。
演技に引っ張り込まれるんだもん。素晴らしい役者です。
大事にしておくべきです。鈴井さんっ!
明日から4時半起きよ。
2003年7月2日 ぎんまく観賞録今日はお昼にWOWWOWデジタルでやってた
『リトル・ダンサー』を観てました。
公開された時も観たかった作品なんだけど、
結局、単館上映だったんで、田舎では観れず。
で、そのままだったんだけど、ちょうどやってたんで観ました。
好みの映画でございました。
希望に満ち溢れたストーリーではないんだけど、
「絶対的な希望」ってのがたったひとつだけある。
それが主人公の少年のバレエの素質。
暗黙の暗闇の中のただひとつの明かり。
砂粒の中のダイヤモンドの煌めきというか。
たったひとつの輝かしい希望が周りの人も少しだけ照らす。
主人公を演じている子は、確かオーディションによって、
素人で、ホントに素質のある子を選んで、
基礎から叩き込んで、撮影に望んだって話し。(だったと思う)
ナイーブ。それでいて意志の強い瞳。
バランスのとれた骨格に、なめらかな流線を描く肢体。
羽根でも生えてるかのような軽やかなステップで、街を疾走する。
大人でもなく、子供でもなく。11歳。
多感な時期を素晴らしく演じてると思いました。
観て損はない映画じゃないでしょうか。
*************************
さて、明日からとうとう4時半起き。
お昼が長くなるわね、、、もう寝ます。
『リトル・ダンサー』を観てました。
公開された時も観たかった作品なんだけど、
結局、単館上映だったんで、田舎では観れず。
で、そのままだったんだけど、ちょうどやってたんで観ました。
好みの映画でございました。
希望に満ち溢れたストーリーではないんだけど、
「絶対的な希望」ってのがたったひとつだけある。
それが主人公の少年のバレエの素質。
暗黙の暗闇の中のただひとつの明かり。
砂粒の中のダイヤモンドの煌めきというか。
たったひとつの輝かしい希望が周りの人も少しだけ照らす。
主人公を演じている子は、確かオーディションによって、
素人で、ホントに素質のある子を選んで、
基礎から叩き込んで、撮影に望んだって話し。(だったと思う)
ナイーブ。それでいて意志の強い瞳。
バランスのとれた骨格に、なめらかな流線を描く肢体。
羽根でも生えてるかのような軽やかなステップで、街を疾走する。
大人でもなく、子供でもなく。11歳。
多感な時期を素晴らしく演じてると思いました。
観て損はない映画じゃないでしょうか。
*************************
さて、明日からとうとう4時半起き。
お昼が長くなるわね、、、もう寝ます。
貴方が私を選ばないことを後悔すればいいと思ってる。
*************************
北海道にも桜前線が到来。
しかし、昨日から寒さが戻ったようだ。
家の桜はいつ咲くのか。
2日に渡って救いのない映画を見てしまった気がする。
昨日→『メメント』
今日→『害虫』
でも『メメント』は映像の構成が斬新だったし、
最後のどんでん返しは、私の予測を上回り、驚かせてくれた。
ただ、救いがないんだよなー。(苦笑)
で、今日の『害虫』。
画面から溢れ出さんばかりの「少女」へのフェティシズム。
もう、目一杯、腹一杯って感じだった。(笑)
監督はどうやら、少女の痛々しいまでの
か細い足に思い入れがあるように
見受けられるが、(あくまで個人的主観)
私は、あの儚く薄い胸。美しいライン。
嗚呼、もう、胸がキュンとするね。
(別にそういう性癖ではないっすよ。苦笑)
自身が、早々にあのラインを失ったために、
一種の憧れ。憧憬の念を抱かずにはいられないのかも。
次に観る映画は夢あるものにしよう。
ちょっと、精神的に下がったよ、、、。
それにしても、蒼井優ちゃん。
かわいいなー、ちきしょー。
*************************
北海道にも桜前線が到来。
しかし、昨日から寒さが戻ったようだ。
家の桜はいつ咲くのか。
2日に渡って救いのない映画を見てしまった気がする。
昨日→『メメント』
今日→『害虫』
でも『メメント』は映像の構成が斬新だったし、
最後のどんでん返しは、私の予測を上回り、驚かせてくれた。
ただ、救いがないんだよなー。(苦笑)
で、今日の『害虫』。
画面から溢れ出さんばかりの「少女」へのフェティシズム。
もう、目一杯、腹一杯って感じだった。(笑)
監督はどうやら、少女の痛々しいまでの
か細い足に思い入れがあるように
見受けられるが、(あくまで個人的主観)
私は、あの儚く薄い胸。美しいライン。
嗚呼、もう、胸がキュンとするね。
(別にそういう性癖ではないっすよ。苦笑)
自身が、早々にあのラインを失ったために、
一種の憧れ。憧憬の念を抱かずにはいられないのかも。
次に観る映画は夢あるものにしよう。
ちょっと、精神的に下がったよ、、、。
それにしても、蒼井優ちゃん。
かわいいなー、ちきしょー。