ぼくが生きることで、隣にいるきみが死ぬことがなくなった世の中。

だから、実感が湧かないんだろう。

それを悪いなんて、言わない。でも、忘れないほうがいい。

きみとぼくしかいない世界で、
「10」ある食べ物を、ぼくが「6」食べたら、
きみの死ぬ率は、ぼくよりも確実に上がるだろう。

それ以前に、食べ物がいつも「10」あるのか保証されない世界だったら?
「10」どころか「1」しかない世界だったら?
それもない世界だったら?

今、目の前に座ったきみと一緒に食事出来ること。
楽しく会話して、好きなものを食べること。

、、、感謝します。感謝します。

豊かな時代に生まれた。
平和な国に生まれた。
人間という生き物に生まれた。
そして、きみが生まれた。

ただ生きることに、どれだけ感謝したらいいんだろう。

ありがとう。ありがとうございます。

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