ねえ、ぼくを現実に止めておくれよ。
その美しい指先に力を込めて。
真白きこの翼を手折ってはくれないか。

二度と羽ばたかぬよう。二度と帰れぬよう。

きみのために鳴き、きみのために謡う。
望んでいるのは、契約。束縛。
それが愛でないとしても、限り無く近いものを。

青い空の自由など、いらない。

手を離さないで。消えてしまうよ。

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