前回、管制塔のシステムエラーに巻き込まれたので、
妙にヒヤヒヤしていたが、普通に飛行機は飛んだ。よかったー。
羽田着いて友人に電話で、待ち合せ場所と時間を確認。
一路、ホテルを取った池袋へ。

池袋駅構内をホテルに向かっていたら、
キャッチのお兄ちゃんに捕まる。
化粧品の卸し業者でアンケートを取っていると言った。
そのうえ、アンケートに答えると無料でエステだとか。
うおー、妖しさムンムンする話だな。(笑)

「いくつですか?」って聞くから「27。」と応えた。
「えっ、20歳くらいかと思ったよ。」
誉めてるのですか?(苦笑)
そして、ダラダラと会話は進む。
兄さんはなんとか、私を口説き落としたいらしい。
でもね、兄さん。私はそんな人間ではないのです。

「私と話していても、時間のムダだよ。
早くノルマこなして家に帰りたいなら、
もっと向上心の強い人探しなさい。
私は、今のままで、精一杯だし、充分。
そんなに上ばかり見たら、疲れてしまうでしょ?
もしもお金も時間もあるならって言ったけど、
エステは行かない。もっと好きなものを買うだけだよ。」

兄さんは珍しいものでも見たような顔をした。
「へぇ〜、、、そうなんだ。ふぅ〜ん、、、。」
そして私の説得に応じ(?)ノルマ達成に向けて離れていった。
願わくば、兄さんが今日中にノルマを達成し(20人と言っていた)
しっかりお給料貰えることをその背中に祈ろう。
そんで、自分のために好きなもの買えよーっ!(笑)

そのあと同じ会社の人にまた声を掛けられる。
よっぽど、カモネギに見えるのか、自分。(笑)

ホテルに荷物を置いて、吉祥寺へ。

寝過ごして、三鷹まで行ってしまった。(^^;
気を取り直して、吉祥寺到着。無事、友人と落ち合う。

行ってみたいカフェーがあったので、井の頭公園を横切ることに。
桜は満開だった。花見客がすでにできあがってる。
北海道の花見はゴールデンウィーク。まだ先の話。
薄紅色の染井吉野は水面に揺れて、なんとも優美。
でも、その水面にスワンボートがうじゃうじゃ居るのは、幻滅。
なぜ、白鳥のボートなのですか、、、。

井の頭線、井の頭公園駅前にそのカフェーはあった。
嶽本野ばら氏の「カフェー小品集」の記述そのままだった。
薄い水色の格子窓。カフェー『宵待草』。
内装もまた、記述通り。なんて素敵。
こじんまりとした店内に漂うのは大正ロマンの乙女の香り。
「ああ、私の居場所だ」って、思ったよ。
でも、残念ながら通えるわけないんだけど。

お茶を啜り、小一時間。そろそろ会場へ。
『宵待草』には、また来たいなー、、、。

並んで、開場して、陣取ったのはステージから右寄り3列目。
ここはステージが低いから、立ち見だと辛いなぁ。

開演までの間、ステージ前にはスクリーンがあって、
ドキュメンタリータッチの映像が。
オセロケのメンバーとたてちゃん。総出演。
たてちゃんは、居酒屋で誰かと話してる。
オセロケのメンバーと飲んでる時の映像なのかな?
何か食べてるたてちゃん。
私は食べてるたてちゃんが好きだったりする。
おいしそうにパクパク口に物を運ぶ姿はかなり好ましい。
食事のスタイルに嫌悪感を抱かない相手なら、
かなりの確率「好きなタイプ」と思ってもいい。
食事ってのは、意外に比重が大きいのだ。

と、なんやかんやしてる内に、開演。
たてちゃん、登場。

ワッフル折りの生成の長Tにカーキのジャケット。
下は、デニムだったと思う。靴はちょっと見えず。
髪は少し伸びたね。色も少し抜けた気がした。
特にセットもしてないと思われる髪の毛は
いつもフワフワ。猫っ毛なのよね〜。

えーと、確か「イノセント」から始まったはず。
いつもよりいい意味でラフさを感じるのは、
4月からの身の上による心理状況のせい?

次の「ミッドナイトバス」は涙モノ。
ホントにいい曲だと思う。
創ってくれてありがとう。いい音楽をありがとう。
ファンやってて、誇りに思うのは、いい曲創ってくれた時だよ。
「いいものが聴きたい。」それだけなんだ。

あとはだんだん記憶曖昧。(ごめん、記憶装置壊れてるんだ。笑)

「不思議な夜」(だったかな?)は、
まるでフリージャズみたいだった。(あくまで個人的印象)
「SPooN」のカッコイイことっ!ピアノでロック。

、、、とにかく、全体的に漂う自由さ加減はなんだっ!
今までのたてちゃんにないもの感じたよ。
いい方向に抜けたと思う。もっと突き抜けてもいいとさえ思う。
貴方は自分の気持ちを他人に伝染させやすい人だから、
好きなこと楽しんでやってくれたら皆も楽しくなると思う。
音楽というツールを使いながらも、身体的表現者なんだよね。
そういうの「才能」って言うんだよ。

遠征の価値あり。素晴らしいステージでした。

で、次はオセロケッツ。
オセロケって、デビュー曲「ヘアチェッカー」の時、
「おお、歌詞の内容はともかく(笑)
音楽のセンスいいなぁ〜」って、思ってた。
きちんと曲を聴いたことなかったけど、よかったです。
普段のライブはもっとお客、暴れるんだって。
それでも今回も、充分後ろから押されました。(苦笑)
久々に戦うライブ(?)に参加したなー、、、。

たてちゃんとのセッションもあり。
新曲「約束」を森山さん抜きのオセロケ&建樹で演奏。
でも、曲調がオセロケっぽく聴こえるんだよね。
同じ曲なのに、不思議なもんだけど。

カバーもあり。
サザンオールスターズの「YaYa」だっけ?あれは。
1番、建樹。2番、森山。で分けっこしてた。
森山さんが桑田節を真似てる気がした。
しかも意外に上手いのでした。芸達者だな。

「今日は速やかに帰ってね。(ハート)」と
リーダーに釘を刺される。(時間気にしてたから。笑)

たてちゃんお気に入りナンバー。
オセロケの「もしかして君だけが苦しいって思ってないかい?」
これがこの日のラスト曲。

実際、いい曲なんだよね。
テンポの違う節がバラバラにならずにきちんと融合してる。
歌詞の内容もいい。目が覚める感じ。

ここでは終始ピアノ奏者としてサポートするたてちゃん。
奥まった位置のグランドピアノは見えづらい。
仕方ないんだけどね。

ひとしきり盛り上がって、本日はめでたく終了。

見応えのある、いいイベントだったよ。
そして、たてちゃん。
これから期待せずにいられないよ。
今までだって期待してたけど、
この日は、ホントに自由を感じた。

「いいもの」を創り続ける限り
顧客は増えるしそれらは定着し続けると思う。
どこまでも自分の音楽を追求していて欲しいな。

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