小休止。

春を一時、遠ざけて雪が降る。
再び白く被われて。

「なにも見えないよ」

そう言い訳して目を瞑ればいい。

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僕のために君が生まれたとも思えない。
君のために僕が生まれたとも思えない。

なのに、こんなに会いたい。

くだらない幻想。くだらない思い。
それでも、現実より鋭く貫く痛み。

どこからくるの?

諦め方も、捨て方も知らない。
図々しく思い続けることしかできない。

でもどうか、それを許していて。
僕には今、それしかないから。

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