存在。

2002年9月18日
ドックシッターのバイト。
今日と明日。

飼い主のおじさんとおばさん。
ぼく、大好きなんだよ。
特におばさんは、唯一と言っていいほど、
ぼくの悩みを真剣に聞いてくれた人。
だから、ぼくは彼女の前では、
偽ることなんて一度もしたことない。
偽る必要なんてないんだもの。

そのおばさんが今日、手術。
もう2年以上入院している。
今度こそ、成功して、退院してくるとよいなぁ、、、。

夜にまた、友人に電話。

いろいろ話して、ホントは聞いちゃいけないのかもしれないこと。
彼氏のこと聞いた。「元気?」って。
彼女は言った。「、、、元気じゃないよ。」
ちょっと、辛そうな声。
苦笑いした表情が浮かぶ。

ごめん。やっぱり聞いちゃいけなかった。

、、、ごめん、ごめんね。

「別れることも考えるけど。仕方ないから。
今は、このままでいいの。」

彼氏は去年の年末に、医師から不治の病を宣告された。

「愛」ってなんなんだろう。
人に試練を与えるのは、誰なんだろう。
神様がいるのなら、なぜ彼女達をこんなにも試すのだろう。
願っても、祈っても、神様は答えない。
すべては、ぼくらの行く道の先に。
でも、願わずに、祈らずにはいられないんだ。

救いはそこにしかないからだ。
居ても、居なくてもいい。

「神様、助けてください。」

ぼくは生涯、何度も祈るだろう。

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