弟が言いました。

「俺、絶対鬱だと思う。」

微妙な年頃なのかな。
ぼくも、きみぐらいの時はひどかった。
人生の指針も、くそもあったもんじゃない。
真っ暗闇だった。
世界のすべてが閉ざされていた。
心身における内と外の均衡が完全に壊れてた。
気味の悪いマーブル模様。
まさにそんな心模様だった。

とりあえず、話しを聞いてあげる。

「ダメなら、さっさと病院行きなさい。」

ぼくはあの頃、最悪だったけど、
結局、病院には行かなかったなぁ。
「自分でなんとかできる」て、どっかで思ってた。

、、、でも、最悪だったなぁ〜。(苦笑)

自分、好きじゃなかったもん。
誰もなにも、全部、好きじゃなかったもん。
だいたい、自分て、なにかわかんなかったし。

、、、いや、それは今でも、かなり謎だけど。(苦笑)

でも謎であっても、今は自分が好きなんだよね。

嗚呼、人に歴史あり。
どこも変わってないようで、ぼくはちゃんと変化してるらしい。

乗り越えなさい、弟よ。
今、きみは扉の前に立ってるんだよ。
開けてしまえば、楽になれる。

あ、でも、まだずーーーっと扉は続くんだけどね。(笑)

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〈追記〉

弟がまだ起きてるらしい。(午前2時)
ぼくもまだ起きてるけど。(苦笑)

「鬱かも。」

って、ぼくに言ったのは、相当切羽詰まってたのか?
と、今さらながらに思う。

悲観的にドロドロした会話をしなかったのは、
彼の性格を熟知したう上での言動だった。

選択は、間違ってない。

、、、と、思う。

真夜中になって、カウンセラーを引き受けた、
ぼくのほうが、鬱々してきたよ。(苦笑)

ぼくだって、まだまだ扉を開けてゆくんだ。

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